嘘か本当か分からない話

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カタリ派を迫害した人間たちの闇!眩しすぎる存在に恐怖したのか

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フランス・ラングドック地方ヴィルルージュ・テルムネス城。

13世紀に建てられた中世の要塞は、カタリ派と呼ばれるキリスト教派の最後の砦として知られている。1321年カタリ派の最期の完徳者が異端審問にかけられここで火炙りにされた。

 カタリ派は世界で起こる全ての出来事は、善の力と悪の力の大いなる争いの産物だと考えている。一方は神の力、一方は悪霊の力で、私たち人間はその争いに利用されているだけだと信じた。だが、神の力と同じくらい偉大な力があると唱えたことが、異端とみなされ侵攻を受けた。

 世の中には暗黒の力と明るい力があると信じ、始まりの時、その2つが衝突し良き神が星の中に残った。だが悪しき神、悪魔などと呼ばれるモノたちが人間の肉体を作りそこに光の粒子を閉じ込めたと考えたのだ。つまり、人間は肉体を纏った天使だという考え方だ。

カタリ派の教えによれば、人はこの俗世界から逃れるため完璧且つ模範的な人生を歩まねばならない。この世界と関わりすぎれば、死後もこの世界に生まれ変わることになる。地獄というものはなく、この世が地獄なのだ。彼らが天国と呼ぶ、この宇宙で最も神聖な場所では、誰もが精神的な存在となり全ての物質や肉体は消えてなくなると信じたのだ。

腐敗した物質世界は、悪魔に支配されている。そして悪魔は、地球上の物質を永遠に不滅なものと交換しようとする。永遠に不滅なものとは、つまり人間の魂だ。地球上の多くの人は、欲望を満たそうとするあまり、永遠の魂を捨て悪魔が支配する一時的な物質世界や富にのめり込むのだ。

 カタリ派が信じた通り、人間は肉体に閉じ込められた別世界の存在なのだろうか?邪悪な力が、人間の肉体をこの地球に繋ぎ止めているのだろうか…