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噴出する官僚スキャンダル!?官僚の仕事から給料、天下りまで報道されない実態とは!?

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医師90.1%、弁護士22.9%、官僚9.1%。これはそれぞれの職業に就くための合格率。受験資格に違いはあるが、数字だけ見れば官僚がダントツで狭き門になっている。しかも、官僚になるためには試験に受かった後に省庁との面接があり、さらに三分の一ほどに絞られてしまうそうだ。まさにエリート中のエリート。

官僚とは誰のことを指す言葉なのか、明確には決まっていないそうだが、財務省や外務省など中央省庁で働くキャリアと呼ばれる国家公務員たち、日本のトップオブ頭脳「官僚」の報道されないエリートの苦悩に迫ります。

 官僚のつらい現実

まずは勤務時間。省庁の勤務時間は決まっている。出省時間は午前9時30分。出省してまずやることは、メールチェック。その数は膨大で、全て目を通すだけで昼近くまでかかることもあるという。そのため官僚は、自然と速読の力が身につくそうだ。

12時から12時45分までがお昼休み。午後5時45分には退庁する。だがこれはあってないようなもの。官僚の主な仕事は、国会対応と法案作成。国会では、議員から大臣たちに対し質疑が行われる。その際、大臣の答弁を作って用意するのが国会対応だ。ただ厄介なのは、どの議員がどんな質問をどの省庁に対して行うのかがわかるのは、その国会の前日。議員からの質問予定のある省庁の官僚は、翌日までに急いで答弁の準備をしなければならないのだ。

まずは質問する予定の議員の元へ出向き、詳しい質問内容を聞き取り。しかしその時、質問に対してどの省庁が答えるか押し付け合いが発生することもあるという。さらにどんな質問をするかを夜遅くまで送ってこない議員も…。その場合、官僚たちは、もしかしたら自分の省庁に関係のある質問が来るからもしれないので、ひたすら待機。それによって答弁書を作るのに朝までかかることもしょっちゅうなんだそうだ。だが賢い官僚ほど想定答弁を事前にたくさん準備しており、朝まで仕事をするということはないそうだ。

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このような答弁の作成など夜を徹しての実作業をするのは、課長補佐まで。それが40歳くらい。官僚の間では、課長以上がコーチ、課長補佐以下はプレーヤーと呼ばれているそうだ。まさに40歳まではつらくて厳しい生活が続くのだ。

そして実際の国会答弁では、大臣は官僚が作った資料をそのまま読み上げるだけ。さらによく見かける光景が、官僚が大臣の耳元でささやくシーン。これは、想定問答に書いていいないことで、大臣がそのまま答弁できることをささやいているという。大臣は聞いた内容を全くそのまま言うのだとか。答弁書に書いてあることは、そのまま答弁するし、ささやいた内容はそのまま喋る。大臣はアナウンサーで官僚は作家という関係なんだとか。

これだけ働くのだから官僚の給料は良いのだろうか?実際には、労働時間の割に給料は安いという。残業で100時間働いたとしても30時間が頭打ちなんだとか。省庁によって違いがあって財務省は比較的もらえる方だが、もらえない省庁は全くもらえないこともあるという。

ブラック企業がよく話題になっているが、労働基準法の適用がない国家公務員は、典型的なブラックだという。どれだけ残業があろうと決して違法にはならない。働き方改革を邁進する彼らには、働き方改革は関係ないというつらさ…。

その給料は1年目で年収350万円程度、30歳でおよそ500万円、40歳でも900万円くらいとエリート中のエリートの割に決して高くはない。そしておよそ2,000万円もらえる局長、2,500万円ほどのトップ事務次官になれるのは、極々ひと握りという現実。でも官僚には天下りがあるじゃないか!そう思っていませんか?

天下りは役所の人事で、上のポストがだんだん少なくなる時に肩たたきがあり、それで天下りができるのだという。天下りは出世争いに敗れた人への人事。しかもこの出世争いは、40歳くらいの時にだいたい三分の一くらいまで絞られているそうだ。勝ち目のない人たちが、もう天下りしたいと言ってもすぐにできるわけではなく、50歳までの10年間は高くない給料で頑張るしかないという。

世にも奇妙な「霞が関文学」

官僚の大切な仕事が、法律を書く事。法律は一文字違うだけで意味の解釈が大きく変わってしまうことも。ひらがなたった一文字で日本の未来が変わってしまうって皆さん知ってましたか?

例えば郵政民営化の時に作られたこんな法律。

「政策金融機関を完全民営化する」

この場合、政府系の金融機関は完全に民営化されることが決まるのだが、

「政策金融機関を完全に民営化する」

「に」の一文字が入るだけで、その解釈は全く変わってしまう。完全に近い形であれば、完全民営化していなくてもOKとなる。この一文字を入れるか入れないかで、官僚たちは連日議論したそうだ。

ニュースではセクハラや忖度など、悪いところばかりが取り上げられていますが、そうではない官僚の姿も知っておきたいですね。