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科学と魔術の境界線!古代の伝説に語られる魔法は宇宙人の仕業?

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マジックの起源は何千年も昔の魔術といわれる。中国八仙の張果老、仏教の開祖であるブッダ、アーサー王伝説に登場するマーリンなど、世界各地に魔術を扱った人物を語る伝説が残されている。

 

 神の魔法

張果老の伝説

古代世界における魔術は、単なる見世物などではなく神の力を再現するための手段だったのではないだろうか?

古代中国の山西省には、神話によると7世紀ごろに張果老という道教の仙人が住んでいたと言われている。この仙人は自然の理を知り尽くし、珍しい妖術を操ったとされている。張果老は、有名な八仙の一人だ。

八仙とは、中国史に登場し虚構を織り交ぜて語られる八人の仙人のこと。八仙のほとんどが実在した人物をモデルにしているが、時が経つにつれて伝説に尾ひれが付いたようだ。張果老は姿を消すことができ、食事を何日も取らなくても平気だったそうだ。

中国の神話の中では張果老は、この世の始まりの時に出現したと語られている。宇宙の混沌の中から白コウモリの精として生まれ落ちたと言われ、錬金術や黒魔術、妖術に精通していたようだ。

張果老は不思議なロバに乗っていたと語られるのだが、その乗り方が変わっていて後ろ向きに乗るのだそうだ。このロバは天上の風に乗って、1日に数千里を進むことができた。しかも休憩を全く必要としなかったという。夜になって眠る場所が見つかると、張果老はロバを折りたたんだ。一枚の紙のように小さくたたまれたロバは、懐にもしまうことができたと言われている。

次に乗るときには、これに水を振りかけると再びロバが現れたという。白いロバは、地球外生命体の持つ高度なテクノロジーの一種だったのではないだろうか。これがあったために張果老は、中国各地を訪れることができたのかもしれない。張果老の持つ力やテクノロジーを説明するために、古代人は仙人として表現したのだろう。

ブッダの伝説

ガンジス川の南岸に位置するパトナ。古代にも繁栄を誇った都市で偉大な宗教指導者であったブッダは、紀元前483年にここから布教の旅に出ている。神の言葉を伝える伝令とも賢者とも呼ばれるブッダは、現在のネパールで生まれ、後に仏教と呼ばれる教えを人々に授けた開祖と呼ばれる人物だ。

ブッダの教えは、人々を苦しみから救い出すためのものだった。仏教は、生きていく上での根源的な苦難を乗り越えるために作られた宗教だったのだ。仏教の布教のためにブッダは、インドを旅して回った。信者は続々と増え、教団は大きく成長した。ブッダは、人でありながら人を超越した存在だと考えられていた。悟りを開くにあたり、ブッダは超常現象による印(額の目)によって気づきを得ている。それどころか神通力を使って、天空に宝石を散りばめた歩道を架けると、1週間に渡ってこの歩道を歩いて修行に励んだと言われている。

晩年のブッダがたくさんの弟子を連れてガンジス川を渡ろうとした時に、荒れ狂う川を前に立ち往生したことがあったという。ガンジス川の増水期は、川幅が1.5kmにまで広がるだけでなく、流れも秒速30kmと非常に速くなる。岸辺にいた人々は、ガンジス川を渡るために急ごしらえの筏(いかだ)を作り始めた。

教典によるとこの時ブッダは、一瞬の内に向こう岸へと移動したのだという。手段は何もないのに、対岸へ渡ったブッダが目撃されているのだ。これがただの奇跡だったとは考えられない。もしかするとブッダは、瞬間移動をしていたのだろうか?なんらかのテクノロジーが奇跡と解釈されたのかもしれない。

アーサー王伝説

不思議な力で強大な国家を築いたとされる魔術師がいる。アーサー王伝説に語られるマーリンは、ありとあらゆる不思議な力を持っていたとされている。稲妻を落として雷鳴を轟かせたり、岩を宙に浮かせたりすることもできた。未来を予知したことや、霧で戦場を覆ったことも伝説に語られている。

マーリンにはモデルがあったと思われる。それは古代ケルトに存在し、信仰を司ったドルイドという聖職者たちで、彼らはケルトの戦士集団とも深い結びつきを持ち、王に助言をしたと考えられている。

大英図書館には、カンブリア年代記というものが保管されているが、これはウェールズの歴史を綴った書物だ。この年代記には、北方の森に住んだマーリンという人物が記されている。ところがここに語られるマーリンの姿が、アーサー王伝説のマーリンと驚くほど似ているのだ。

マーリンの指導によって、グレートブリテン島に隣立した様々な王国は1つとなり、サクソン人の侵入を防いだと言われている。またマーリンは、若きアーサーを王にするために壮大な構想を練っている。

アーサーを母親が身籠る前からすでに、ブリテン統一を画策し背後で糸を引いていたのがマーリンだった。マーリンの采配により、アーサーは王家の筋目に生まれてくる。城の外で育てられたのは、神から選ばれたアーサーにとって城が危険な場所だったからで、子供の頃のアーサーに自らこの世の理を説くためでもあったようだ。

マーリンは、アーサーを王にするために剣を石から引き抜くといった奇跡を行わせている。他にもアーサーを不死身と思わせるようなことをさせて、人々が自然と彼を敬い唯一無二の王と選ぶように仕向けたとも考えられる。マーリンはアーサー王誕生に貢献した陰の立役者だったのだ。

マーリンには驚くべき出生時の伝説が残されている。修道女で処女だった母親は、官能的な夢を見て目覚めたら妊娠していたという。もしかするとマーリンの父親は、インクブスだったのかもしれない。インクブスは、堕天使や悪魔の仲間で眠った女性を夢の中で誘惑し、性行為を行うと言われる夢魔だ。

一般的には、マーリンは悪魔である父親から力を受け継いだと考えられている。洗礼を受けたことで悪魔的な要素は消えたが、魔力はそのまま残ったのだ。こうして物語に語られるマーリンの姿からは、中世を生きた地球外生命体と人間との間に生まれた生物であるかのような印象を受ける。

アーサー王伝説は、イギリスの歴史の核を成していて、これほど崇められる物語が作り話だったとは考えづらい。宇宙人との遭遇事件が、この物語によって隠蔽された可能性もある。実際のマーリンは、アーサーが王位に就き国を築くのに遣わされた宇宙人で、マーリンが持っていた素晴らしい魔法の力も宇宙人のテクノロジーが使われたものだったかもしれない。

エノク魔術

1966年ロンドン、大英博物館は不思議な力を持つというアステカ文明の遺物を入手した。それは黒い火山ガラスで作られた悪魔を映し出すという鏡だった。16世紀の学者ジョン・リーが所有していたとも伝えられている。ジョン・リーは、高名な数学者にして占星術師で、エリザベス1世の寵愛を受け相談役を勤めていた。

また強大な力を持つ魔術師で、この鏡を使って天使と交信したとも言われている。ルネサンス期のイギリスで最も名の知られた魔術師だった。次第に天使を呼び出すことに取りつかれていったと言われ、後にこの秘法はエノク魔術と呼ばれた。

ジョン・リーは天使の言葉が存在すると信じていた。思い込みのようなものではなく、実際に声が宇宙から語りかけてくるのだそうだ。神の英知を知る天使特有の言葉をジョン・リーは聞き取ろうとしていた。神はずっと昔からエノク魔術を人に与えたがっていたために、自分もこれを授かったのだとジョン・リーは考えた。この知識は失われていたが、大昔に既に与えられており、初めはアダム、その後は預言者エノク、他にも何人かに授けられたという。

古代世界における魔術師とは、社会集団に代わって精霊界と交信する宗教の専門家を意味した。地上の世界をより良く変えるために、精霊と交信することが彼らの役割だった。権力の中枢にいたのが魔術師で、古代世界では王や皇帝、ファラオといった時の権力者を囲む重鎮に魔法使いや魔術師たちが名を連ねた。彼らは助言を与え守り、力を使って傷を癒すこともあれば、戦いを導くこともあった。

多大な影響力を持った魔術師は、指導者を助けるだけでなく国を1つにまとめるためにも必要な存在だったのだ。

伝説の中で語られる道具

2011年テキサス大学ダラス校のナノテク研究所で、物体を見えなくするための迷彩技術が開発された。この技術に使われるのは、細い炭素の繊維を編んだシートだ。シートを水に沈めて電気を流すとその周りの水が温められる。水に温度差が生まれたことで、光の屈折率が変わり一瞬にして物体が見えなくなる。

驚くべき革新的なアイテムであるが、これと同じ効果を持つアイテムが古来より伝説に語り継がれてきた。英雄ペルセウスが、恐ろしい怪物の三姉妹であるゴルゴンの1人メドゥーサを成敗した物語だ。

メドゥーサとは、目が合っただけで殺されると言われた強力な魔術を持つ怪物で、ペルセウスには到底勝目はなかった。ペルセウスが試練を乗り越えることができたのは、魔法の兜を手に入れたためだという。この兜は『ハデスの隠れ兜』と呼ばれ、冥界を司る神の物だった。

多くの神の力を借りて、ペルセウスはゴルゴン退治に向かった。与えられた様々なアイテムがペルセウスの旅を助けた。隠れ兜はかぶると姿を消すことができた。そのおかげでメドゥーサを退治できたのだ。残った2人のゴルゴンも、ペルセウスを見つけ出すことはできなかった。

これも古代に使われた先進技術の1つと言えそうだ。現代の私たちが知る、光が曲がる性質や物理法則を使うことで、一見不可能とも思えることを実現させていたのだろう。それは誰もが利用できるテクノロジーだったと思われる。

魔術にまつわるアイテムが語られた古代の物語は他にもある。人類の祖先が宇宙人の持つ高度な道具を使った証拠がここに見つかるのではないだろうか?

地中海にあるイタリアの三日月型の島ポンツァ、ここにはギリシャ神話に登場する女神キルケが住んでいたと言われている。この女神は優れた魔法の杖を持っていたという。杖には魔法をかける道具というイメージがあるが、この概念は古く、魔術が生まれた頃から見られるものだ。

魔術発症の地は、古代ペルシア。つまり現在のイランと言われている。信仰されたゾロアスター教の教義や儀式が元となって生まれたようだ。ゾロアスター教の祭司階級はマギと呼ばれた。マギたちは、何本かの杖を持って魔術を行い、人の目では見えない世界とこの世をつないでいた。魔術師や指導者たちは、様々な道具を持っている。杖や杓、錫杖など様々に呼ばれるが、どれも起源は同じと見られている。

キルケは太陽の神ヘリオスの娘で、目が覚めるほどに美しく、その体からは光を放っていたそうだ。光を発したというのだから、この世のものではない。キルケは魔法を司る女神と考えられた。キルケが持ったと言われる魔法の杖は、恐ろしい兵器で人間を変身させると神話に記されている。

オデュッセイアにキルケに関する有名な一節がある。オデュッセウスが部下と共に謎の島に立ち寄ると、ある屋敷から女性の歌声が聞こえてきた。歌声に誘い込まれるように部下たちが屋敷に入っていくと、主のキルケからもてなしを受けた。だが、キルケが魔法の杖を取り出して触れると、男たちはブタに変身してしまったというのだ。

キルケの魔法の杖とは、正統派の学者が言うように古代人の想像と迷信から生まれた神話上のアイテムだったのか?

これは実在したのではないだろうか。どんな神話であろうとその核には真実がある。つまり、実際に起こった事柄が記されているものだ。人を動物に変えるためにキルケが使ったという魔法の杖が実際に存在したと仮定するなら、この魔法の杖はなんらかのハイテク機器だったとしか考えられない。

このような不可能とも思えることを実現できる手持ちの道具は、他にも古代の伝説の中に数多く語られている。インドの神が持った三叉の鉾、トールのハンマー、ゼウスの雷、これらは人間とよく似た姿をした宇宙人が持っていた携帯型のテクノロジー機器だった可能がある。キルケは地球外生命体の子孫だった可能性があり、その魔法の杖は宇宙人の高度なテクノロジーが用いられたものだったかもしれない。

 旧約聖書の『出エジプト記』

 紀元前13世紀、ラムセス二世が国を治めた頃、エジプトの首都だったペル・ラムセス。神学者の間では都市ペル・ラムセスは、旧約聖書の出エジプト記に記された10の災いが起こった場所だという説がある。

出エジプト記は、イスラエル人がエジプトを脱出する物語だ。開放者となったのがモーセで、神ヤハウェから選ばれてイスラエルの民がエジプトを去ることを認めるようファラオに告げている。

燃え尽きない芝から天使がモーセに語りかけ、70万のイスラエル人の開放をファラオに要求する役目を与えた。だが交渉はこじれ、モーセはファラオに仕える魔術師と王宮で対決することになる。

モーセが杖をファラオの前に投げると杖は蛇に変わった。エジプト人魔術師も対抗して同じことをやってみせた。魔術師たちの杖も蛇に変わったが、モーセの蛇によって全て飲み込まれてしまう。こうして記録の残された最古の魔術対決が始まったのだ。

対決は激しさを増して行った。神はエジプト人たちに恐ろしい10の災いを次々ともたらした。第1の災いでは、モーセが杖でナイル川を打ち、水を血に変えた。次の災いではカエルを大量発生させた。第3の災いでは、ブヨかシラミのような虫を沸かせている。災いが重なるに連れてその内容も厳しさを増していく。

第3の災いまでは、エジプトの魔術師たちもモーセの起こした奇跡をなぞることができた。だが遂には神の技だと認めるようになり、それ以降は神に挑もうとはしなかった。ここで魔術対決は終わったはずなのに、神は災いをもたらし続けた。最後はエジプト中に生まれた夫婦の第一子を死に至らしめ、災いは終わる。

こうしてモーセが70万のイスラエル人だけでなく、100~200万とも言われるエジプト人まで連れて、この国を脱出したことが記されている。元々は大蛇を出して見せるといった魔術対決のはずが、結果的にはおぞましい大量虐殺まで起こっている。ファラオが抵抗を止めないために、神の方でも攻撃がどんどんとエスカレートしていった。災いは今で言う超常現象で、災いが起きたことで歴史の流れが変わっていることから、運命に魔術に力が勝ったということだろう。

古代のエジプト人は、魔術の使い方を教えてくれたのは神だと信じていた。この神は宇宙から降臨したと言われている。それがある日突然、さらに強力な魔術を持ったものが現れ対立することになったのだ。これはエジプトに住む2つの民族が争ったのではなく、人間が宇宙人と勝ち目のない対決をしたことを語っていたのだ。

古代文書の多くに神が、えこ贔屓することが記されているのは事実だ。神は戦争にも加勢するわけで、10の災いにも関係していたと考えるのはおかしなことではない。問題なのは、災いを起こしたのが本物の神だったのか、宇宙人だったのかということだろう。

人体に備わったテクノロジー

役小角(えんのおづの)は修験道の開祖と言われている。修験とは修行と霊験を意味する。この信仰は7世紀ごろから始まった。山の奥深くに入り、肉体に苦痛を与え精神修養など厳しい鍛錬を積むことで人知を超えた超自然力を得ようとするものだ。

役小角の神通力は、西洋の魔術とは大きく異なっていて自分の内部から発せられるという。山の上では酸素も薄く、隔絶され食べ物も十分ではない。一瞬でも気を緩めれば死が待っている。滝に打たれる滝業では、精神統一の方法や心を制御する方法を体得する。

歴史を記録した書物の中にも役小角が超自然の力を持っていること、そしてその力で鬼神を呼び出し操っていたことが記されている。さらに五色の雲に乗り、自由に空を飛んだという説もある。何度も斬首を言い渡されたが、処刑の度に首に振り下ろされた刀が飛び散ったという逸話が残されている。

人間の脳や肉体に備わっている潜在的な能力の解明は、今もまだ終わっていない。そのため、役小角を語る伝説に宇宙人が人のDNAに知識を埋め込んでいたことや、役小角がここにアクセスしたことが語られていた可能もあるのだ。

役小角を始めとする古代の魔術師たちは、人体に備わっている驚異的な能力を引き出すことができたのだろうか?これが、超人的なパフォーマンスを見せる現代の魔術師たちフーディーニやデビット・ブレインが生まれた理由なのではないだろうか。

魔術が記されたことは、高度な宇宙人の知識が存在した証拠なんだろうか?

さらにこの知識は、内に秘めた神の力を古代人が開花させる助けとなっていたのではないか。確かに魔術は幻想を形にしたものだが、同時に人の可能性を広げてくれる案内図のような要素も持っている。人はもっと凄いことができる、もっと進化できると教えてくれるのだ。

 

古代の魔術は宇宙からもたらされたのだろうか。これは単なるトリックではなく、高度な科学や人の脳に備わった力に基づくものなのか?解明したと思っている現実こそが幻想で、幻想と思っていることこそ現実なのかもしれない。そう私たちが気づいた時に、謎の答えを見つけることができるのではないだろうか。