2014年8月19日。
国際宇宙ステーションで窓を清掃していたロシアの宇宙飛行士が、窓の外側に生きた海洋プランクトンが付着していたのを発見した。科学者の間では、地球の海から気流に乗って宇宙ステーションまで運ばれたのではないという説や、ロケットに付着して打ち上げられたのではないという説がある。
そのプランクトンが見つかった日の数週間前にも清掃が行われていたが、その時には何も見つかっていない。宇宙ステーションは、地球の軌道上にあり地上との繋がりがないため、そのプランクトンが地球から運ばれて来たという可能性はほとんどないと思われる。
今回見つかったプランクトンは彗星によって運ばれたものではないか?宇宙の至る所に生命が存在し、彗星や小惑星によって拡散されているというパンスペルミア説の証拠となるものかもしれない。微生物を含んだ彗星の破片が飛んできて宇宙ステーションの窓にぶつかったのではないだろうか。
生命の起源がどこにあるとしても、海洋プランクトンが宇宙空間でも生存できるということは確かなことになった。このことから海の生物が、宇宙の彼方でも生きられるとしたらまだ発見されていない地球外の生物が深海に生息している可能性もあるのではないだろうか…