夫への怒りを抱えた主婦が、日々の思いを書き連ねる「だんなデスノート」。夫へのストレスが原因となり、妻の体に様々な症状を引き起こす「夫源病」。40代、50代を中心に働き盛りの男性に急増している「帰宅拒否症」。こうした問題から近年、急増している熟年離婚。その裏には、男女間の様々な心理の行き違いがある。そんな知らないと怖い男女の心理テクニックをご紹介します。
分かり合えない男と女
相談に対する考え方の違い
たとえば、相談に対する男女の考え方がある。男性にとっての相談とは、悩みを解決する手段。解決のヒントをもらったり、答えに導いてもらうことが目的なので、より具体的なアドバイスをしようとする。
だが、女性はそんなことは求めていない。女性にとっての相談は、悩みを話し不満を聞いてもらう場。相談された側は、同調して聞いてあげるだけで役割のほとんどが終了する。女性は、話しながら考えをまとめ自分で結論を出す。その時必要としているのは共感であり、答えを導き出すようなアドバイスはありがた迷惑なのだ。
つまり夫は、男同士の相談に乗るような感覚で、妻の相談に乗ってはいけないのである。この他にも男女の考え方の違いは、様々なトラブルを引き起こしそれが離婚の引き金にもなっている。
決断の仕方の違い
男性が苦手とするセリフの1つ「どっちが似合う?」まじめに答えても意見は無視され、それどころかまるで悪いことを言ったかのように責められることもある。こうしたすれ違いが起きるのは、男と女で決断の仕方が大きく異なっているから。
男性は決断を下す時、いちいち相談するのは優柔不断。スパッと決めることで決断力をアピールしたいと考える。男性にとって大事なのは、結論でプロセスではないのだ。
一方、女性の場合、みんなで一緒に決めようとする。全員に確認し、みんなで確認したというプロセスこそがよりよい結果を生むと考えるからだ。
この違いが互いを苛立たせてしまう原因なのだ。女性が決断を悩んでいる時は、話を合わせて背中を押してあげるという対応をすればよいのだ。
トラブルに対する捉え方の違い
男性は問題が起きた時、現在の問題を大したことはないものと捉えることで気持ちを前向きにし、乗り越える自信を持つ。
対して女性は、問題を誰かと分かち合おうとする。誰かと共有することで勇気づけられて前向きになるのだ。
つまり、女性にトラブルが起きた時は、「わかる!わかる!」と共感すればいいのだ。
女性の婉曲表現
女性の会話には、婉曲表現(遠回しな表現)が多く含まれている。それを男は理解しないので女心がわかってないと言われてしまうのだ。
たとえばデート中に「のど渇いてない?」と女性に聞かれたら「のど渇いたから何か飲みたい」と思っているのだという。他にも「足疲れてない?」⇒「歩き疲れたから休みたい」など全て男性に対する気遣いではなく、確認を取りながら作業を依頼しているだけなのだ。
謝り方の違い
男と女の謝り方には、天と地ほどの差があるという。男性にとっての謝罪とは、全面降伏。自分が全面的に悪かったという意味を持つ。
だが女性にとっての謝罪は非常に軽い。全面降伏ではなく、一部に限定して謝罪している場合が多い。場の雰囲気を悪くしてごめんなさいという程度の意味合いで使われた場合、終わったはずなのに女性が再び怒り出すパターンを作り出してしまう。
ではどうしたらよいのか?一番平和的な対応は、女性が謝ったら自分も誤り返すこと。ただし、「自分も悪かった」という言い方は大間違い。「自分の方こそ悪かった」と相手が先に謝罪したなら、より大きな謝罪で返す。という簡単なことに気を配るだけで女性のイライラを防ぐことができるのだ。