あなたにはこんな習慣ありませんか?出勤前にラテやコーヒーを購入⇒仕事の合間にエナジードリンクを飲む。こんな習慣のあるあなたは、1年間に10万円以上の出費をしています。コーヒーショップのラテを300円、エナジードリンクを200円とすると1日合計500円。週5日で2500円の出費、1年で12万円の出費をしているのです。
こうした1回のコストが低いために無意識に使ってしまうお金はラテマネーと呼ばれ、タバコ、ATMの時間外手数料、コンビニデザート、ソーシャルゲームの課金など日常の様々なシーンで発生する。浪費しているつもりはないのに、なぜかお金が貯まらないという人は、こうした隠れ貧乏性習慣があるのだ。
お金の貯まらない人の特徴
・クレジットカードをよく使う
クレジットカードは便利だが、支出の流れを見えにくくしてしまい深く考えずに簡単に買い物するようになる。しかし、クレジットカードのポイント還元率は0.5%前後が大半で、1万円使って50円。わずかなポイント欲しさにカードを使ってもポイント以上に散財していては意味がない。
お金が貯まる人は基本的に現金主義。お金の痛みを味わえるために1つ1つの買い物をよく吟味するクセがつく。そしてその分大切に使おうと思うのだ。
・ATMで少しずつお金を引き出す
無駄使いしそうだからとATMで小額づつお金を引き出す人は、結局すぐに足りなくなって総額でいくら引き出したかわからなくなる。実は、一番お金が貯まりやすい人は1週間に一度お金を引き出す人。月曜日など週の前半に必要な分を出しておく習慣を持てるようになるとお金のコントロールが上手になる。
節約の落とし穴
・給料天引きによる財形貯蓄
自動的に給料から引き落とされる天引き貯金をしている人は多い。しかし、そんな人によくあるお金に失敗が、早くたくさん貯めたいからとその額を高く設定し結局、残った給料だけでは生活費が賄えなくなるというもの。
自分では気づいていないが、月々の家計の不足分を毎月ボーナスや貯金で補填してしまっているケースが多い。その結果、何年経っても貯金がないという状況に陥るのだ。月々の収支は、全て毎月の給料の中で完結させることが大事。無理な額の天引きはやめて小額にすれば、ボーナスをそっくり貯金することができようになる。貯金に背伸びは禁物なのだ。
・ローンの繰り上げ返済
実はまじめな人に多いのがこのお金の失敗。繰り上げ返済で多く返済するほど利息は少なくなり返済総額が少なくなるのは確か。しかし、繰り上げ返済をした方がよかったのは金利が高かった時代の話。超低金利時代の今は、繰り上げ返済をしても利息がそれほど軽減されるわけではない。無理をして繰り上げ返済した結果、貯金がゼロになるケースも少なくない。自分の絶対を疑う!それが家計再生の近道。
・家計と自分のお小遣いを一緒にしている
専業主婦に多いお金の失敗が、お小遣いなしというシステム。自分ではお小遣いなしで慎ましくやりくりしているつもりでも、実際には家計と自分のお小遣いを混同して無意識に誤魔化してしまうケースが多い。
友人とのランチ代、化粧品、ドラッグストアや雑貨店で、ついつい買ってしまう小物類など本来、自分のお小遣いで買うべきものを交際費や日用品費などに組み込んでしまっているのだ。わずかな節約に気を配るよりも、お小遣いの枠を決めた方がムダな出費を抑えられるのだ。
・夫婦で別財布は貯まらない
お互いバリバリ働くキャリア夫婦。稼いだ給料は別々に管理し、生活費のみ折半している。いかにもお金が貯まりそうだが…。
夫婦別財布は、どんな形でも絶対にお金が貯まらないシステム。そして、別財布にしている夫婦には共通することがある。それは自分が支払う支出にしか関心がなくなってしまうということ。結婚当初はうまく行っていたとしても、実際には家の購入や出産など急にお金が必要になった時に家計の問題が発覚するケースが多い。お金の危機は夫婦の危機を招くのだ。
・無料好きの落とし穴
最近よく見かけるようになった無料の保険相談。実は無料相談は、窓口の代理店が保険会社から手数料をもらって成り立っているため、手数料を稼ぎやすいプランを勧めることがある。
保険だけでなく、無料の裏には必ずカラクリがある。手数料無料!送料無料!登録料無料!など無料にすぐ飛びつく人は、かえってムダ使いをしていることが多い。無料を疑うクセを持つべきなのだ。
お金が貯まらない人がついやっている意外な習慣
お金が溜まりやすい人の財布
- カードは厳選して持っている
- お札の向きが揃っている
- お札の種類ごとに分けている
- 領収書を財布に入れない
- 経費用の財布は別に持つ
- ポイントカードは財布に入れない
この逆のような財布の方はお金が貯まりにくい状態です。
暮らしの中の残念な習慣
・お金の貯まらない家の9割は玄関にビニール傘が2本以上ある。
家の中の状態は、自分のお金に関する状態と同じ。同じものがよくあったり、家が汚く整頓されていない人は、口座に今どれだけお金が入っているか分かっていないことが多い。
・お腹が出ている
体型とお金、一見なんの関係もないように思えるが、人は短期間で急にメタボ体型になるわけではなく少しずつ脂肪を溜めて、いつしかワンサイズ上の服に慣れてしまう。実はお金も同じ。
本人に贅沢しているつもりはなくても、食事や交際費、生命保険料、通信費など全ての項目に少しずつぜい肉がついて、全体的に支出が増えていく。お金の管理がゆるい人は、健康管理もゆるい。だから体型もゆるみがちになる。しかもこの傾向は収入が多い人ほど多い。
・住まいにお金をかけすぎる
実は、貯金が少ない人ほど家にお金をかけ広い家に住む傾向がある。住居費は生活費の中で大きな割合を占める。しかも毎月やってくる。住居費の目安は、最大で月の収入の25パーセント。無理に広い家に住まずに身の丈にあった広さ、住居費の家に住むことがお金が貯まる近道になる。
・自己啓発本をよく買う
自分にかけるお金は惜しまない人が多い。本当に将来への投資になる自分磨きは、職を失うなど、いざという時に自分を助けてくれるものだけ。それ以外はただの浪費だと気づいていない。エステとかネイルなども自分磨きと言いながら、ただの浪費なのかもしれない。
・グルメサイトをよく見る
お金が貯まらない人は、人から勧められたらすぐ買ってしまったり、人気があるというだけで店選びをする傾向がある。他人の意見に耳を傾けるのはいいことだが、最後に自分は自分、他人は他人と割り切れるのが貯められる人なのだ。