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世界の名画ミステリー!様々な生き物たちに隠されたメッセージとは!?

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西洋絵画にはよくよく見ると主役のそばに様々な生き物が描かれている。実はそのどれにも作者からのメッセージやアイコンとしての意味が隠されていた!

 

 名画に潜む“いきもの”たち

絵画の中で犬と猫が意味するもの

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この絵は、ルネサンス時代の巨匠ティツィアーノが描いた『ウルビーノのヴィーナス』という作品。絵の依頼主であるウルビーノ卿が新妻に贈ったもの。この絵には夫から妻へのあるメッセージが込められている。

女性の大胆なヌード姿に目が行くが、注目すべきは足元で眠る犬。犬は忠実のシンボル、犬を描くことで夫への貞節や夫婦の誠実を表している。

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一方で印象派の巨匠と言われるマネが描いたこの絵(オランピア)。ウルビーノのヴィーナスと比べてみると構図はほとんど同じ。だが注目するべきは描かれている生き物が犬から猫へと変わっていること。

この作品を見た当時の人々は驚愕した。

「なんてはしたない!猫が描いてあるじゃないか」

実は黒猫は、西洋では魔女の使いとされ不吉の象徴とされる。さらに自由や好色の象徴でもあり、描かれた女性がビーナスではなく娼婦であることを暗示しているのだ。

当時、女性のヌードは神話に由来するものしか認められていなかったため、現実の女性、しかも娼婦を描いたこの作品は背徳的なものとして大スキャンダルを巻き起こした。

犬と猫、描かれている生き物が違うだけで見る人の印象、そして絵の持つメッセージが大きく変わる。このように絵画の中に出てくる生き物が数多くいる。いかにして彼らは登場したのか?そこには私たちが未だに知らないドラマが隠されている。

名画の中の怖い生き物 

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何やら驚いた表情を浮かべている少年の絵。なぜ少年は驚いているのか?

絵をよく見てみると、中指をトカゲらしきものに噛まれている。これは16世紀のイタリアの画家カラヴァッジョの作品「トカゲに噛まれた少年」。カラヴァッジョは、光と影を強調したリアルな写実主義で知られ、残虐な絵を多く残していることで有名だ。

女性が男性の首を斬る生々しい光景を描いた「ホロフェルネスの首を斬るユディト」など当時から物議を醸していた。

しかし、このトカゲに噛まれている少年の絵は一体何なのか?

この絵には同性愛に対するメッセージが込められている。

絵に描かれている生き物はカナヘビというトカゲ。日本にも多く生息するのだが、トカゲの中でも珍しいある特徴がある。それは交尾の際、オスがメスに激しく噛み付くのだ。メスが反撃し格闘になることもあり、二匹が絡み合いのたうち回るという行為が長く続く。

つまりカナヘビはハードな行為を表現するには、ピッタリの生き物なのだ。同性愛を表すメッセージは他にもある。例えば、花瓶の下に転がるブラックチェリーがそうだ。実はブラックチェリーは、肛門性交未経験を表す意味。つまり見る人が見ればわかるアイコンが、この絵には散りばめられているのだ。

他にも、少年が噛まれている中指にも性的な意味がある。カラヴァッジョ自身もゲイだったと言われて、その相手を求めるメッセージも込められていたのかもしれない。

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この絵には未来への希望が込められている。

これは、18世紀に描かれた「ワトソンと鮫」という作品。凶暴なサメに、今にも殺されそうな裸の青年が描かれている。なぜこの絵が未来への希望を表しているのか?

実はこの絵、実際にあったサメ襲撃事件を絵画化したもの。サメに襲われているのは、イギリスの施設で育ったワトソンという少年。当時14歳で身寄りのなかったワトソン少年は、ある商人に船乗りとして雇われ世界中を航海していた。

ある日、航海の休憩中に海で泳いでいたところを突然サメに襲われる。他の船乗りたちの懸命の救助でなんとか命は助かった。だがワトソンは、右足を失ってしまった。

「助けてもらった命、無駄にはしない…」

その後、彼は努力を重ね実業家として成功。そして61歳の時、ロンドン市長にまで上り詰めた。ワトソンは、努力すれば報われるというメッセージを自身の一番辛い経験を絵にすることで、人々に伝えようとしたのだ。

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不気味な顔で裸の男女を睨みつける気持ちの悪い動物、その正体はヘビ。だがヘビなのに両手と両足が描かれているのはなぜなのか?

この絵は、エデンの園に佇むアダムとイブを描いた作品。実はアダムとイブを唆し、禁断の果実を食べさせたのがヘビ。そのせいでヘビは神の怒りに触れ、手足を奪われた。そう、この絵はアダムとイブが果実を口にする前。そのため、ヘビにはまだ手足があるのだ。

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リアルに描かれた、たくさんのサル。一体これは何の絵なのか?

これはいわゆる風刺画。自分を認めなかった者たちへの皮肉が込められている。この絵を描いたのはマックスという画家。タイトルは「美術鑑定家としての猿たち」。

マックスはある美術展に絵を出展したが、思うような評価が得られなかった。その審査内容を不満に思い、彼はこの絵を描き美術展に持ち込んだという。そう、このサルたちは彼を認めなかった審査員。画面の額縁の絵は、彼の作品で自分の絵を理解できる者などいないという意味が込められている。

サルは罪や悪徳の象徴で、不吉なイメージでしばしば描かれていた。西洋人はサルに対してネガティブなイメージを持っていたのだ。

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この絵は、パリのセーヌ川で日曜日の午後を過ごす人々を描いた「グランド・ジャット島の日曜日の午後」という有名な作品。一見ほのぼのとした絵に見えるが、実はこの絵も後ろめたいメッセージが秘められている。

右側で日傘をさしている女性は、愛人ではないかと言われている。それはサルを連れているからだ。右側に立っているこの二人は、不倫関係。それを示すため、わざと罪の象徴であるサルが描かれているのだ。

 日本と西洋ではサルのイメージが全く違う。先進国でサルが身近にいるというのは、日本だけで西洋にはない。アフリカから来た、暗黒大陸から来たというイメージで悪の象徴となっていたのだ。

小さな生き物に込められた意味

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この絵は、15世紀の画家クリヴェッリの「聖母子」。描かれているのは、マリア様とキリスト。クリヴェッリの描いた作品の中で最も繊細で優美な作品の1つ。

マリアの表情が印象的なこの作品だが、見るべき点はそこではない。イエス・キリストとマリアを描いたこの絵は、聖なる母子の宗教画だが左下をよく見るとハエが描かれている。なぜこのような聖なる空間にハエが描かれているのか?

それは当時、ヨーロッパにおいてハエが不浄、汚らわしいものの代表格だったため。昔からヨーロッパでは戦争が続き、転がる死体にウジやハエが湧く光景を多くの人が見て、恐怖と嫌悪感を強く感じていた。

あえて絵の中に最も汚らわしいものを描くことで、他の不浄のものを寄せ付けない魔除けの意味もあったのだ。だが魔除け以外にも、もう1つ理由がある。

ハエを描くもう1つの理由、それは画力アピール。クリヴェッリはこの絵を描いた時、人妻と不倫した罪でヴェネツィアから田舎へ追放されていた。画家として脂が乗り切っていた時期、「俺はヴェネツィアでも認められた一流の画家だ」と自慢したくてたまらなかった。そんな画力を見せ付けられる題材、それがハエだったのだ。

小さく素早いハエをリアルに描ける画家は、うまい画家と言われていた。他にも当時、画力アピールのハエを描いた画家は多くいた。

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この絵はギリシャ神話をモチーフにしたヘラクレスとヒドラの戦いを描いた「ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹」。ヒドラの凶暴さ、躍動感がよく描かれいる。だが、この絵の見るべき点はヘラクレスの足元に描かれたカニだ。

怪獣ヒドラと戦うヘラクレス。ヘラクレスは、ヒドラの首を次々と切り落とし火で焼いていく。するとそこにヒドラの助っ人が現れる。それがカニだった。実はカニは、ヒドラと同じ沼に住む仲間だったのだ。

ヒドラがピンチと見るや、沼から颯爽と現れヒドラに加勢。ヘラクレスの足を爪で挟んだ。だがヘラクレスにあっけなく踏み潰されてしまう。カニは、この時の勇気が讃えられ星座になった。それが蟹座。春の夜空に蟹座を見つけたら、この物語を思い出して欲しい。その昔、義侠心に溢れた男らしいカニがいたことを。

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この絵は有名な「ナポレオンの戴冠式」。この絵には、191人の人物が描かれており、そのほとんどが誰なのか緻密に描かれている。だがこの絵の見るべき点は、そんなことではない。実は、この絵にはハチが描かれている。

ナポレオンの皇帝即位の様子を描いたこの絵、一見するとどこにも生き物らしきものは描かれていないが…。よく見るとナポレオンが羽織っているローブ、その柄にミツバチが描かれている。なぜ、ミツバチの柄が描かれているのか?

それは、ミツバチ1匹1匹は小さくて弱いが、スズメバチなどの敵に巣が襲われそうになると集団で戦う。ナポレオンは女王蜂を頂点とするミツバチの統制力を自分に重ねていた。そんなミツバチをナポレオンは、自分のシンボルにしていたのだ。

西洋絵画は奥深い…