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急がれる火星移住計画!片道切符でも人類の拠点を作ることは重要!?

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人類は今、地球外の惑星へ植民地を作ろうと準備している。この人類移住計画は、果たして人類の理想的な未来を実現するだけのものなのだろうか?そして、他の星で今度は人類がエイリアンとなった時、人類はそこで何と遭遇するのだろうか?

 火星への帰還

加熱する宇宙開発競争

今、21世紀の新たな宇宙開発競争によって、人類共通の夢が膨らみつつある。アポロ計画が人類を初めて月に送り出し、世界中がその栄光に沸いた時のように、今、他の惑星への有人飛行という壮大な夢が実現しつつある。

現在、有人宇宙飛行の技術を持っているのは、アメリカ、ロシア、そして中国のみだが、その他の諸国や潤沢な資金を持つ企業などが空前の宇宙開発競争に参加するため凌ぎを削っている。

多くの専門家によれば、アポロ計画以降、宇宙開発競争が失速したのは膨大なコストに原因があるという。ではなぜ今、費用のかかる冒険を再開しようとしているのだろうか?

ロシアの科学者ツィオルコフスキーは、『地球は人類のゆりかごであるが、いつまでもゆりかごに留まってはならない』という言葉を残している。つまり、宇宙を探索することは人間の本能とも言えることなのだ。

だが、人間が宇宙でこれまで通り生き抜くためには、技術的、生理学的、心理的な困難を克服しなければならない。さらに他の知的生命体の存在という恐ろしい困難も起こりうるのだ。

地球上にしか知的生命体が存在しないという考え方は、実に自己中心的な考えだろう。銀河系には、1400億もの惑星系が存在していると言われている。そうした惑星系は、我々の太陽系や地球とあまり変わらないのだ。

ケプラー宇宙望遠鏡によると、全ての恒星には平均して1つの惑星が存在する。そうした惑星20個に1つは、地球と似た環境にあると考えられている。そうした星の数は何十億にも及ぶ。人類だけが宇宙の知的生命体だと考えるのは、あまりに愚かなことだ。

アヌンナキの物語

宇宙に他の知的生命体が存在するという証拠は、世界各国ですでに発見されているという。宇宙人は、何千年も前から地球を訪れており、その最も古い証拠は古代シュメール王の時代まで遡ると言われている。

1843年イラクの遺跡発掘現場で、巨大なアッシリア宮殿跡が発見された。そこにはシュメール人による楔形文字の碑文が残されていた。記されていてたのは、考古学者たちが世界最古と称する文明を築いたアヌンナキたちの物語だった。

アヌンナキとは、古代シュメール人たちの間で神という意味で使われていた言葉だ。元々は、単純に『空の人々』という意味を持っていた。つまり星と繋がりのある人という意味だ。アヌンナキは当時、人間に文明をもたらした存在だと考えられていた。彼らは光輝く瞳を持っており、後光を放ち、とても不思議な力を持っていたという。

碑文から読み取った内容によれば、別世界からの難民であるアヌンナキが人類を創造したのだという。彼らは地球に降り立つと、移住計画を展開し自分たちにそっくりな人間を創り出すために遺伝子操作を行い、金を採掘させたという。彼らに創られた人間が、さらなる移住計画のため別の惑星を目指すのも頷ける訳だ。

アヌンナキと呼ばれた神々は、実際には宇宙人であり、今も広い宇宙に存在しているのかもしれない。そして、私たち人間が宇宙へと飛び立っていくことで、かつて太陽系に存在し、地球上に優れた文明を築いたアヌンナキという高度な知的生命体と再び出会うことも考えられるのだ。

移住先の候補地

現代人は、アヌンナキと同じ道をたどり、同じように他の惑星へと移住を進めようとしている。そうなった時、後に残された地球はどうなるのだろうか?

2017年アメリカは、18,300名の応募者から選ばれた12名のNASA宇宙飛行士候補生を発表した。1978年には8,000名だった応募者は40年で20倍以上に膨れ上がった。今、宇宙開拓に対する人類の野望は、かつてないほど大きくなっている。地球外への移住は時間の問題であり、あとは最初にどの惑星の地を踏むかだ。

近い将来で言えば、可能性は3つある。月、火星、さらに宇宙空間で小惑星から得られる材料を使って移住先を作るというものだ。この内、次に人類が目指す先は火星になるという。地球よりも小さいものの、火星は居住条件が整っており、これから手を加えるにはちょうどいい惑星なのだ。

だが火星を居住可能な環境に整えるのは簡単なことではない。火星までは、片道8,000万キロの道のりで簡単な旅ではない。現在の技術で火星へ向かうとなると240日はかかってしまう。

だが、一旦火星にたどり着いてしまえば、そこは人間が居住するのに適した条件を備えている。火星は、月に比べると気温の変動が少なく、重力も地球に近い。火星のテラフォーミングは、月よりも現実的なのだ。

何千年もの間、火星は人類の憧れでもあった。それが惑星として認識されるずっと前から魅惑的な赤い色のため、他の星とは区別されてきたのだ。バビロニア人は、火星のことを英雄の名にちなんでネルガムと呼んでいた。ギリシャでは、火星はアレスという戦いの神を意味する。

火星はその色や見た目から戦いの神、あるいは攻撃的な神として知られるようになったのだろう。火星自身がこうしたイメージを持っていたからこそ、人間はこの星を手に入れたい、到達したい、探検したいといった激しい衝動にかられてきたのかもしれない。

古代エジプトでも火星は注目されていた。首都カイロの地名は火星を意味するアル・カーヒラが語源で、征服者という意味を持つ。さらにスフィンクスは元々、火星をイメージして赤く塗られていたという話もあるほどだ。

火星移住計画『マーズワン』

私たち人間は、何世紀にも渡り火星に関する様々な想像を膨らませ、そこに住む火星人は、どんな姿なのかと思いを巡らせてきた。火星は常に、書籍や映像、ゲームなどで取り上げられる題材であり続けた。こうした火星の様々な描写は、私たちの想像から生まれた描写ではなく、遠い昔の記憶から生まれたものなのかもしれない。

カール・ユングは、人間には集合的無意識があると言っている。これは、祖先から継承されたイメージに組み込まれた記憶だ。例えば、私たちの祖先が落雷は危険だという認識を持っていた場合、後の世代に落雷への恐怖が受け継がれるというもの。

同じように祖先の火星との関わりが、私たちに遺伝子として伝わっている可能性がある。火星の記憶が、現代人のDNAの一部として脳内のニューロンに組み込まれていると考えても不思議ではない。

2012年オランダの民間企業マーズワンが、人間の永久的な火星移住計画というミッションを発表した。その翌年、マーズワンは2023年に予定された火星探索の旅に参加する希望者を世界中から募集した。

もちろん、火星に降り立つ最初の人類となることは魅力的なチャンスではある。だがミッションのある条件が、多くの希望者を躊躇させた。この旅に用意されるのは、片道切符だったのだ。つまり、火星に永久的な拠点を築くということを意味していた。

この計画に申し込んだ人たちに共通しているのは、個人ではできないことに貢献したい、人類という種に貢献したいという想いだ。火星への旅は昔、人々がアメリカという新大陸に移住した時と似ているのかもしれない。

マーズワンでは、1度に4人のメンバーが火星を目指し、2年ごとに新しいチームを送り込んでコミュニティを築き上げる。最終的には、何万人という人々が火星に移住するだろう。今、惑星という垣根を越えて火星に飛び込んでいくということは、人類にとって非常に大きなステップを踏むことになるのかもしれない。

 地球の生命体が火星で生まれた可能性

1974年からチャンドラ・ウィクラマシンゲは、パンスペルミア説という考え方に注目してきた。これは、宇宙の塵の中に存在する炭素で出来た物質が、隕石や彗星などによって運ばれるという原理だ。

地球では、わずかに存在する原子のスープの中で生命が始まったと言われている。広大な宇宙の中で極めて小さな存在である地球は、いわば塵のようなものだ。このため、私たちが知る限り最も複雑な構造である生命という存在が、地球で生まれたというのは常識的に考えてありえないこと。最初の生命体は宇宙から来たと考えるのが自然だろう。

地球最初の生命がどこでどのように誕生したのかは、誰にもはっきりとしたことはわかならない。だが最もそれらしい筋書きはある。それは小惑星などによる衝撃によるものだ。

火星が何らかの衝撃を受け、その石が地球に向かって飛び散った。火星の物質が絶えず地球に降り注ぐ中で生命が地球に運ばれたのだろう。あるいは、火星で誕生した生命が、地球の環境が整った時にやって来たとも考れられる。

1953年、フランシス・クリックとジェームズ・ワトソンは、人間のDNAが立体的な二重螺旋構造だということを発見した。さらに遺伝子コードを研究したクリックは、その複雑性から単なる偶然の進化によって形成されたものではないはずだと結論づけた。地球で生まれたものではないとすら考えたという。

宇宙ロボットによる惑星探査

宇宙への移住を実現するために克服すべき困難は多いが、そんな中で人工知能を備えたロボットが重要な役割を果たすと考えられている。実はすでに、宇宙の惑星を発見するためにAIが駆使されているのだ。銀河を分類したり、宇宙ゴミを回避する宇宙船を作るためにもAIは活躍している。NASAのロボット探査機カッシーニがその一例だ。カッシーニは長年に渡り、土星とそのリングを調べ続けてきた。

多くの専門家は、人間が宇宙探索を進める前にまずAIを搭載したロボットが鉱物資源を収集し、稼働し続けられるようにすべきだと語っている。この考え方は1960年代にジョン・フォン・ノイマンによって初めて提案された。

彼は、小惑星にある材料を使って自分のレプリカを作ることができる、自己複製機械というアイデアを発表した。実際にNASAは、鉱物や原料がふんだんにある小惑星帯に自己複製型のロボットを送り込むことを提案している。小惑星帯は重力が小さいため、着地するのではなく、ドッキングするような形で、将来的にはロボットが小惑星帯の材料を使って宇宙船を作り出すことも可能になるという。

高度な知能を持つ宇宙ロボットが、人間に代わって銀河を探索するとしたら、かつて地球を訪れていたのも宇宙ロボットだったかもしれない。私たちが他の惑星を訪れるとすれば、まずは探査機を送り込んで気候、鉱物、温度などを詳しく調べるだろう。宇宙人も地球で同じことをしたはずだ。この宇宙人たちが、地球に送り込んだとされるロボットは、古代文明の物語から読み取れるという。

ギリシャに伝わるアルゴナウタイ伝説という物語がある。これにタロスというロボットが出てくる。タロスは常にクレタ島の周辺にいて、誰かがクレタ島に侵入しようとするとそれを食い止めたとされている。だが暗号によってタロスの動きを止めることができた。つまり制御可能なロボットだったのだ。

初期のギリシャ神話にカドモスという人物が登場する。カドモスはギリシャ神話の英雄であり、ゼウスの一族と深い関係にあった。カドモスは農業を始め、文明をもたらし青銅作りを広めた。特別な金属、合金を作る技術を知っていたのだ。

カドモスは怪物ハンターで、ある時ドラゴンを殺した。このドラゴンの歯を種のように地に植えると、そこから勇敢な戦士が生まれたという。こうした物語は、地球外のエネルギーがロボットを生んだことを描写しているのかもしれない。

 遺伝子操作による環境への順応

人間が火星に行くとなると、あらゆる生理機能について詳しく研究する必要があるだろう。地球より重力の小さな場所でどうやって過ごすのか?人体はその環境に応じてどう変化するのか?無重力状態で過ごした後に起こる体の変化についてすでに様々な研究が行われている。

2016年アメリカの宇宙飛行士スコット・ケリーは、1年近くに及ぶ国際宇宙ステーションでの任務を終えて地球に戻ってきた。長期間に渡る無重力空間での滞在が、人体にどのような影響を与えるのか、その研究が注目されていた。

スコットの双子の兄弟であり、同じく宇宙飛行士のマークがその比較対象となった。同じDNAを持つ双子の兄弟の存在があったことで、宇宙滞在がDNAに与える影響や変化を分析することができた。その結果、DNAの7%が変化したことが明らかになった。

宇宙滞在後の徹底的な研究により、人体に驚くべき変化があったことが判明した。スコットの免疫システム、DNA修復、骨係数、さらには遺伝子、血流、その他多くの部分で変化が見られたという。この結果は、世界中の科学者たちに新たな問題を投げかけた。

人類が永久的に地球を離れたら、人体に何が起こるのだろうか?

今後、別の惑星で生きていくためには、人間の新種を作り出すことになるだろう。私たちは遺伝子編集技術を駆使して、人体を進化させ、前もって宇宙に適したDNAや体へと変化させなければならない。人類が地球を離れるとは、そういうことなのだ。

2017年ハーバード大学のジョージ・チャーチが、SF映画のような考えを発表した。彼のチームは、クリスパーキャス9と呼ばれるゲノム編集技術を使い、アジア象のDNAと4千年前に絶滅したとされるマンモスの遺伝物質を結合させたのだ。

彼らはアジア象のゲノムの45箇所をマンモスのDNAに入れ替えることで、古代に生きたマンモスを地球上に蘇らせることができるはずだと主張する。

DNAを完全に解読して記録する技術があれば可能なことなのだ。そうなってくると当然、宇宙滞在に適した人体を作り出すことも可能になる。かつて遠い昔に地球を訪れた宇宙人も同じことをしていたのかもしれない。

 人類の歴史を遡ってみると、人間の原型とも言えるような生き物が遺伝子操作されてホモサピエンスが誕生したようにも考えられる。私たちの現代の技術なら、ある程度の意識を持つ生き物に遺伝子的な操作を加えれば、高い知能を持つ種に作り変えられるわけだ。

多くの専門家たちは、人体を宇宙への移住に備えるには遺伝子学的な操作だけではなく、人間と機械との融合が必要になるだろうと睨んでいる。遺伝子を操作された新世界の開拓者たちは、さらに機械的なパーツを人体に取り込み、より賢く迅速で強靭で耐久性のある体を手に入れるだろう。

人間は地球で進化していない?

2013年生態学者エリス・シルバーは、自身の著書で『人間は地球人ではなかった』と発言している。著書の中で彼女は、人体の様々な弱点を例に挙げている。例えば、幼児期の成長の遅さ、感染症に対する抵抗力の低さ、脊髄の弱さ、出産の困難さなどだ。何れも地球外の惑星で進化したことを示唆するという。

人間が地球で進化したとは考えにくい要素が、数多く見つかっている。例えば、太陽にあたりすぎると日焼けをする。過去数千年、地球環境が著しく変化した訳ではないことを考えるとどうだろうか?サングラスを必要とするのも、私たちの目が地球に適応していない証拠だ。

最近、スポーツ医学の分野で人体は二種類の脂肪を作ることがわかってきた。良い脂肪と悪い脂肪だ。ある研究によれば、周りの温度が19℃以下になれば、良い脂肪が作られうというのだ。火星の赤道付近は、夏になると19℃付近になる。かつての火星ならそれが平均気温だった可能性がある。つまり、人間の体は地球ではなく、昔の火星の平均気温で過ごすのに適した構造だということだ。

もう一つ興味深いのは、人間のサーカディアンリズム。つまり体内時計のサイクルは24時間ではなく、25時間に近いということだ。25時間に近いということは、火星の回転周期とほぼ一致する。人体が地球時間ではなく、火星時間と一致しているわけなのだから、人間が火星から地球にやって来た可能性も否めない。

ではなぜ、我々の祖先である火星人は地球へと移住することになったのだろうか?

1976年ゼカリア・シッチンは、火星の隣にあった太陽系第12の惑星が破壊されたという説を発表した。その仮説は古代シュメール文化の書物に基づいていたが、あまりに奇抜な発想だったため、当時の学会からは注目されなかった。

だがこの説は、2008年スーダンのヌビア砂漠上空で爆発した小惑星の破片の分析で正しいことが裏付けられた。これらの隕石にはダイヤモンドが含まれていた。ダイヤモンドの生成には高い圧力が必要で、この圧力に達したということは、隕石の元となった天体が火星ほどのサイズであったことを示しているのだという。

星同士の衝突によって破壊されたもう1つの惑星が太陽系に存在していたとすれば、破壊時の衝撃が火星に大きな影響を及ぼしたのだろう。そのために火星に住む人々が、地球へと避難してきたのではないだろうか。

急がれる地球脱出

2018年ホワイトハウスの科学技術政策局が、18ページに及ぶ報告書を発行した。そこには今後10年における小惑星の地球衝突を防ぐため、アメリカのNASAと連邦危機管理庁が成すべきことが書かれていた。

内容は、小惑星の早期発見から、その軌道変更、衝突時の災害対策に至るまで詳細に渡っている。小惑星帯(アステロイドベルト)からは、小さな欠片が常に吐き出されている状態だ。15年間でどれほどの隕石が地球の軌道上に入り込んだかを調べてみると、非常に大きなものも含まれており、それらが地球に衝突するのも時間の問題だという。

恐竜を絶滅させた時のような小惑星が衝突したら、どうなるのだろう。いずれ起こることであり、可能性は100%だと断言できるという。そうなれば、地球上の生物は絶滅することになるだろう。こうしたことから近年、多くの専門家たちが地球外に人類の拠点を作ることの重要性を主張するようになった。

2018年8月コロラド州でSPACEXの創設者であるイーロン・マスクが、科学者や宇宙移住の専門家たちと極秘のミーティングを行った。このミーティングの情報が漏れ、様々な噂が囁かれた。

この極秘のミーティングは、トランプ大統領による宇宙軍創設の発表に起因しているのではないかと言われている。これはアメリカが、宇宙空間の様々な計画に乗り出すことを示唆している。

宇宙計画は民間企業も大きな役割を担っている。イーロン・マスクやその他の億万長者たちが、実際に動き始めているのだ。もはや政府が制御しきれなくなっている。今後は、民間の独占状になることも考えられるだろう。だが、これは意図的なことなのかもしれない。民間企業の方が政府が行うことよりも、知られにくく秘密を守れるからだ。

 

人類は他の惑星への移住を成功させることができるのだろうか?

その暁に発見するのは、私たちはこの宇宙の覇者ではなく銀河を超えた社会の新入りに過ぎないということかもしれない。地球を抜け出し、広い宇宙空間へと突き進むにしたがい、人類は自分たちの進化の頂点に上り詰めたわけではなく、宇宙の進化のように果てしない運命の始まりに立ったことに気づくことだろう。